人工哺育の悲劇

先日生まれたヤギの双子ちゃんとハイジお母さんのちょっと残念な、でもちょと希望の持てるお話です。

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ハイジお母さんは、実は子供の頃、人工哺育で育てられました。

担当者が毎日何回もミルクを与え、おしりを刺激して排便を促してやり、ここまで立派に育ってきたヤギさんです。だから、お母さんに育ててもらった記憶は恐らくないのでしょう。お母さんは担当のお姉さんでした。

つまり、ヤギの世界の子育てのやり方を知らずに育ってしまったんですね。

そういう動物の中には、本能から自分の子供をしっかりと育ててあげられる優秀な動物もいますが、それは個体ごとに異なります。ハイジは、自分の子供をどうやって育てていいかわからなかったようです。

双子ちゃんが、おっぱいを飲もうと吸いついて、ミルクが出ないと鼻先でツンツン押します。ハイジはそれが痛くてビックリしたのか、子供がおっぱいを飲もうとすると逃げ回ってしまい、時には攻撃することも・・・・。おかげで双子は腹ペコ。

そこで今日から双子ちゃんはハイジと同じように人工哺育に切り替えてのお世話をすることになりました。

ミルクは、人工のものより、お母さんのおっぱいが栄養成分的にも断然優れているため、まずハイジのおっぱいを人の手で「搾乳」します。

それをあたたかいうちに哺乳瓶にいれて、すぐに双子ちゃんたちにそれぞれ飲ませてやります。

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幸い、子供たちはお母さんと別々のお部屋でも、しっかりと哺乳瓶からミルクを飲んで、元気にしているので我々もほっと一安心。

ハイジの方も、子供たちが飲まなくなったミルクがたまっているままではよくないので、これが現状では一番ベストな方法だということです。

育ち盛りの子供たち、1日に何度も授乳してやる必要があります。そのたびにハイジからミルクをいただいて、それを与える毎日です。

子供の命を預かり、育て上げていくことはとても大変ですが、どうか皆様、ヤギの飼育員さんを応援しつつ暖かく見守っていてください。

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