飼育員さんのどうぶつにっき: 2013年6月アーカイブ
奇跡、奇跡って良く言っちゃう私ですが、奇跡を安売りしているわけではありません。
動物たちの生命力はすさまじくて、こっちがもうだめかもと思いかけた子たちが
びっくりするような回復を遂げる時、一つ一つがその子たちの繰り出す奇跡なんだと思うのです。
今日のはホントによく頑張ったモルモットさんのお話です。
またブログ、すごく長くなっちゃった。
(^^;
こんにちは!
皆さん、6月26日放送のZIP!はご覧になりましたか?
当園のマタコミツオビアルマジロが出演しました~
遊びに来ていただいたお客様からは
「わー気持ち悪い!」
「くさい!」
結構ネガティブなお言葉頂いておりますが、
私たちは気にしません(o^^o)
確かにくさい時がありますが、
観察してると結構可愛いやつなんですよ!
野生では一日のほとんどが睡眠時間を占めています(約18時間)。
アリクイやナマケモノの親戚なんです。
舌が結構長いです。
手を口の前に出していると、アルマジロの好みのニオイだったらペロペロと手を舐めてくれるかもしれません!
硬い甲羅ですが、皮膚が固くなったものなので、痛いのも痒いのもちゃーんとわかります!
帯になっている所が背中にあるのですが、そこを掻いてあげると気持ちよさそうに動くことがあります。
くさくても可愛いアルマジロ!
是非会いに来てくださいね♪
カピバランドの建設が始まって2週間以上たちますがあまり進展していません。
一時は、空梅雨で水不足などとニュースで行っていましたが、ここ伊豆は
結構な雨続きで土木工事は進みません。
建設を担ってくれている施設課さんの努力でわずかな晴れ間に工事を行ってもらい
ようやく小川と池の形状が露わになってまいりました。
施設課さんに感謝です。
この雨で工事があまり進められない間に着々と進んでいることもあります。
カピバランド(仮称)の主役、カピバラさんが1頭やってきました。県内の動物園から嫁入りです。
これでようやく3頭。あと3頭は外国籍の子達なのですが、なにやらパスポートの取得に手間取っ
ているようで・・・。来園日が決まりません。ちょっと不安になってきた園長・シングです。
その不安を取り払おうと次の仕事に着手。
とある関西の水族館様よりご好意で譲り受けることができた下の写真の動物です。
ケヅメリクガメさんです。この子もランド開園時に仲間入りの予定です。
ちなみに先週私と飼育員2人で陸送したのですが、この写真はそのときの輸送箱の中での写真で
す。写真ではわかり難いのですが、ドンピシャサイズの箱で、なんと甲羅の大きさ70cmくらいです。
実は動物の輸送は意外とぎりぎりサイズの箱で行うことが多いのです。
でも、ここまでぎりぎりとは。実は先方に到着し、箱を見た瞬間先方の飼育員が青ざめました。
?と思いながらカメを今度は私がびっくり!箱に入るのか・・・。
入れてみるとこれまたびっくりのドンピシャサイズ。
なかなか、工事の進まない状況ですが、着々とカピバランド(仮称)は準備が進んでいます。
園長 シング
ぱーるちゃんの誕生日イベントについての詳細が決まりましたのでお知らせいたします\(^o^)/
今年の春からふれあい広場のリニューアルをチョコチョコ進め5月で一段落かと思いきや再び、工事
が始まりました。
といっても現在のふれあい広場は変わりません。
なんと、ふれあい広場の裏の遊休地が変わります!!
伊豆バイオパーク時代には乗馬コーナーが好評であったこの地。
なんと、池とせせらぎが生まれます。
そうそこは、カピバラとペリカンの遊び場所。
足の裏がちょっと頼りないカピバラさんとペリカンさん
コンクリートの床ではストレスが大きいと担当の飼育員は嘆いておりました。
私は、そんな声をなるべく聞かないように努力すること7年間。
もう、あきらめてくれたかなと思ったら甘かった。
この夏にカピバラが6頭に増えることが決定。
当然のごとく、飼育員はこれがチャンスとより良い環境をもとめます。
ついに私も重たい腰を上げることになりました。
社内のいろいろな部署の方に協力を頂きいた上でいろいろな工夫・作戦を練り、前記した遊休地にカ
ピバラとペリカンの楽園を作る事となりました。
当然地面は芝生や土の自然素材。
目指すは7月の完成。夏休みにはカピバラの楽園が・・・。
仮称 カピバランド
飼育員の嘆きの声を聞こえぬふりをしていた私は、園長のシングです。
ちなみに「どうぶつにっき」も数年間サボり続けておりましたが、
重い腰を上げて再登場となりますので
しばらくはカピバランド(仮称)の建設経過をアップしますので
宜しくお願いします。